2025年、日本の介護が深刻化!?「自分にはまだ関係ない」と思っていませんか?

こんにちは!
マネリブ おひとり様応援隊員 竹内です。
気づけばもう3月、時間が経つのが本当に早いですね。
さて、今日は「2025年問題」についてお話ししたいと思います。
みなさん、この言葉を聞いたことがありますか?
2025年問題とは?
2025年、日本の介護問題が一気に深刻化します。
団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が全員75歳以上の後期高齢者になり、
高齢者向けの医療・介護サービスの需要が急増。
しかし、介護施設はすでに飽和状態で、
自宅で介護をせざるを得ない家庭が増えることが懸念されています。
介護施設には、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホームなど、さまざまな形態がありますが、
いずれも需要が供給を大きく上回っており、介護スタッフの不足等によって、入居待ちの高齢者が増加し、
自宅での介護を余儀なくされる家族が多く存在します。
自宅介護の現実と、私の経験
施設に入れない場合、家族が自宅で介護をすることになります。
しかし、24時間のケアは肉体的にも精神的にも大きな負担になります。
実は私も、父が認知症になったとき「自宅で面倒をみよう」と考えました。
でも、たった数時間一緒にいるだけでもイライラしてしまい、
つい父に八つ当たりをしてしまったことがあります。
そのたびに後悔し、どうすればよいのか悩んでいました。
そんな時、運良く近所に新しい介護施設ができ、入所が決まりました。
そして、私が施設入所を決めた最大の理由は
「仕事を続けたかったから」。
当時、仕事でステップアップのチャンスがありましたが、会社の方針で転勤が必須。
でも、介護を理由に諦めるのは嫌でした。
「父のせいでキャリアを諦めた」と思いたくなかったのです。
介護施設は今後値上げの可能性大!
介護施設は今後、さらに費用が上がると言われています。
その理由は:
- 人手不足:介護職員の確保が難しく、施設運営が困難になるケースが多いです。低賃金や労働環境の厳しさから、介護職員の離職率が高いことも問題です。
- 経営の厳しさ:介護報酬の低さや運営費用の増加により、経営が立ち行かなくなる施設が増えています。また、経営者の高齢化も廃業の一因となっています。
- 感染症対策の費用:新型コロナウイルス感染症の影響で、感染症対策の費用が増加し、経営に大きな負担をかけています。
現在、介護施設の月額費用は約15万円〜30万円。
今後さらに高騰する可能性があり、「いざ入ろうと思った時にお金が足りない…」という事態も起こりえます。
2025年4月、介護休業法が改正!
「仕事をしながら介護」をサポートするため、2025年4月から介護休業法が改正されます。
介護休業や介護両立支援制度等の申出が円滑に行われるようにするため、
事業主は研修の実施や相談体制の整備などの措置を講じる必要があります。
この改正により、介護をしながら働く労働者(ビジネスケアラー)への支援が強化され、
仕事と家庭の両立がしやすくなることが期待されています。
主なポイント
- 会社に介護支援のための研修・相談窓口の設置が義務化
- 介護休業の取得がしやすくなる
- 介護と仕事の両立支援が強化される
まだまだ先の事だと後回しにせず、備えておくためにはやはり準備する時間も必要になります。
今からできること一緒に考えていきませんか?