突然の認知症 - 出来る事を少しずつ準備する大切さ

こんにちは!マネリブ おひとり様応援隊員 竹内です。

先日ついにアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」が
専門部会の了承を受けて、厚労相が近日中に正式に承認します。

これまでの認知症薬は症状の緩和だったり
遅らせることを目的とされてきたものだったのが、

この新薬、
症状を「抑える」ことを目的とした
お薬なんだそうです。

ご存じの方も多いと思いますが、
アルツハイマー病は認知症の原因となる病気の1つです。

日本では認知症と診断された高齢者の
6割以上を占めているそうです。

なぜ私がこの薬に関心をもったかというと、
私の80歳になる父は
10年前くらいから認知症だからです。

定年退職後、
大阪から生まれ育った田舎に戻り
一人と犬一匹で生活を始めました。

ご近所の方も時々食事に誘ってくださったり、
お話に来てくださったりしていたようです。

ですが、昔から晩酌の欠かせない父親も
その量は少しずつ増えていってたようで、
私が年に何度か立ち寄った際には
行動に変化がみられるようになったのを覚えています。

そして、ある日少し離れた所に住む叔母から
父親が車で事故をしたと連絡がありました。


病院へかけつけたところ
幸い大したけがではなかったのですが、
明らかに言動や行動は
今まで私が見てきた父親ではないと感じました。

同じことを繰り返し話す。
今が何月なのかがわからない。
など

ひとまず入院中の父親を残して
大阪に帰った私は、
すぐに大阪の介護施設を探しました。

事故する前あたりから、
会いに行くと何度も同じことを繰り返し聞いてくる事や、
車に傷が増えていることも気にはなっていました。

その時、連れ戻して同居する事も何度も考えましたが、
当時の私はキャリアップ試験に合格をし、
仕事も忙しく、リウマチも発症した頃でした。

正直、同居する自信はありませんでした。

しかしながら今回の事故で
これ以上田舎での一人暮らしは危険だと思いました。

入院先の病院からは
あと〇日で退院してくださいと言われていました。

どれくらい探したでしょうか。

ある日たまたま新規介護開設の施設の案内を見つけ、
しかも自宅から近い!
すぐに施設へ連絡を取り、
入居に関する必要事項を聞きました。

まだ介護認定の資格のなかった父親でしたので、
田舎の役所へ連絡をとり、
資格認定のためのテストを早めに手配いただき、
要介護2の資格をいただきました。

おかげさまで
今はその特別養護老人ホームで元気に生活しています。

父親の介護生活での色々あった事とか
必要な費用だとかはまた追々お話ししていきますね。

話は最初に戻って今回承認された新薬、
認知症が進んでしまうと効き目がないとか。

軽度の症状で飲むことで
抑える効果が生まれるということですが、
やはり薬の値段が気になりますよね?

ネットで検索すると年間300万円以上かかるのだとか…

これが将来的に風邪薬くらいの値段になる日も来るかもしれませんが、
現時点、まだまだ一般庶民の私には手の届かない未来しか見えてこないです(泣)

最近、私の代理店でも
介護保障付の保険商品がよく見られるようになりました。

今の保険は要介護2とか1とか診断確定された時などで
保障される商品もたくさん見られるようになりました。

早く認知症のお薬が一般市場で出回る日も待ちつつ、
今からできる認知症を防ぐ効果として
「五感を刺激し続ける事が大事」と言われています。

以前、父の介護施設では
車でセブンイレブンさんがスイーツなどの商品を持って販売に来られる
というイベントがあったそうで、
父含め入居者さん方々にとても反響があり、
「購入」という欲求を満たしてとても元気になった方がたくさんいらっしゃったようです。

他に例えば耳が聞こえにくくなる⇒補聴器
硬いものが食べられなくなる⇒インプラント等
といった高額なものも、
要介護1で保険が適用されれば
認知症も遅らせることはできる可能性は大きく期待できます。

将来、私たちも
自分の親と同様に介護が必要な日が来るかもしれません。
できることから少しずつ、準備していきませんか?

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